著作・廃墟写真集1

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丸田祥三著作 詳細1

  • 棄景(宝島社 1993年刊行)丸田祥三 廃墟写真集 ISBN4796606513
「棄景」 丸田祥三写真集 デビュー作 1993年発行

丸田祥三のデビュー作。本作品で1994年度日本写真協会新人賞を受賞した。


  • 棄景Ⅱ(洋泉社 1995年刊行)丸田祥三 廃墟写真集 ISBN489691159

”松尾鉱山を二回目に訪ねたのは90年秋のことであった。暗曇天で撮影ができないでいたところ、鉱毒の中和処理作業をしていたお爺さんに声を掛けられ、ダンプの中で休ませてもらった。~中略~ 
帰りがけに、雲間から僅かに陽の光がさしてくて、ようやく数カット撮影することができた。”(旧松尾鉱業職員住宅 1990年岩手県松尾村 より)

撮影場所&被写体:宇佐海軍航空隊跡、鹿児島海軍航空隊跡、横堀要塞、旧三井田川工業所、青森桟橋跡、旧石部隧道、三重県青山駅跡、旧入川林用軌道、旧日立第一変電所、持倉道山跡、赤金鉱山旧保安事務所、旧国鉄スハネ16等鉄道、いすゞなど廃車、廃校、万博跡等

廃墟写真 松尾鉱山 Abandoned building
  • 東京ー棄景Ⅲ(洋泉社 1998年刊行)丸田祥三 廃墟写真集 ISBN 4896913167

撮影の記憶

”戦後十余年のあいだ、確かにあった、という”昭和デモクラシー時代の東京”に思いを馳せながら、あっまだこんなところに……、と感じた風景を拾い蒐めてきた。なんで、なくなってしまったんだろう、という気持ちで。いつしかそれらを、連繋してみようかな、と思いはじめた。” 丸田祥三

撮影場所:東京都青梅市、国分寺市、小平氏、稲城市、町田市、新宿区、北区赤羽、 
北茨木市、渋川市、鹿児島県加世田市、都留市、秩父市、釜石市、大阪市、横浜市、大和市、相模大野市、船橋氏、岡山市、立山市、日光市他。

  • 少女物語(春秋社 2000年刊行)丸田祥三 ISBN 4393953177

朝日新聞で連載されていた「少女物語」のエッセイと写真を纏めた作品集

”お世話になっていたある新聞社の方から「少女をテーマにした作品づくりも、すればいいのにねぇ」と勧められるようになりました。最初は写真ではなく、少女をモチーフとした”エッセイ”のみ、ということで、5本ほど掲載をさせて頂きました。なぜかそれが、いくらかの反響をよんで、96年の春から、本格的に少女写真を掲載する運びとなりました。最初の3か月間はすべて、1980年に撮った、あの少女の写真を使わせていただきました。しかし連載が一年ということに決まり、新規に撮影をしなければならなくなったのです。” 丸田祥三

撮影場所:
相模原市米軍相模原補給廠専用線 旧筑波鉄道筑波駅跡 旧足尾第一変電所 旧国鉄丸山変電所跡 常陸太田市・大根坂 横瀬小学校 旧日窒秩父鉱山 旧同潤会代官山アパート 旧安中精錬所社宅跡 富士急行三つ峠駅前 西武鉄道安比奈線 旧国鉄中央線立場川橋梁跡 旧逓信住宅 小河内観光開発旧川の駅 都営南大谷住宅 他

  • 鉄道廃墟-棄景1971 (筑摩書房 2004年刊行)丸田 祥三 ISBN 4533038239 
鉄道廃墟写真 丸田祥三 棄景1971

廃墟写真家 丸田祥三が「棄景」と名付けた風景を集めた写真とエッセイ集である。かつて近代化の象徴であった列車の痕跡が残る風景。70年代以降東京を含め日本各地に残っていた鉄道廃墟を写しとった、危うい魅力に満ちた作品。

  • 棄景Ⅴ (自由国民社 2005年刊行)丸田 祥三 廃墟写真集 ISBN 4426766052

◆孤高の天才・丸田祥三のシリーズ5作目にして、初のオールカラー写真集。

コンピュータ処理を拒絶した狂気の色彩の中に立ち現れる美しい廃墟たちは、悲しみ、怒り、死のイメージを冷たく凝結させ、見る者の眼と心を縛り付けてやまないと評されます。『棄景/orgin』に続く斯界の第一人者・最高の到達点がここにあります(自由国民社)

「”喪失感すら喪失してしまった”今はきっと、そんな時代なのでしょう。ですが、かつて、私たちには”誰かの想いの沁みた場所”が消えゆくことにたしかに、”痛み”を覚えることのできる感性が、備わっていたのです。それが、自分のものではない、借り物の”架空の原風景”であろうとも……。そのことだけは確りと憶えておきたい。」丸田 祥三

被写体:”棄てられた” 橋、汽車、動物園、隧道、駅、機械室、銅山跡、採石場、人間魚雷、駐留軍専用線、森林鉄道、森、都電、工場、市営住宅、要塞等